社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)
拓斗さんと私の赤ちゃん…
あぁぁぁあかっ、赤ちゃん!?
拓斗さんの赤ちゃんを産むには‘子作り’をしなければいけなくて、子作りするという事はやっぱりその拓斗さんと私はそういう関係になる訳で。
そういう関係というのは…
青葉が言っていた夫婦の営みというか、あの!
「ふふふ、真っ赤よ」
「だって、お義母さんが…。いきなり赤ちゃんとか言うからです」
私は頬っぺたに手を当てる。
キスもまだな未経験の私にはやっぱり、まだまだ刺激が強過ぎる。
結婚して奥さんになったけど私は大人じゃなくてまだまだ子供だ。
「行きましょうか」
「はい」
お店前までお見送りに来てくれた店員さんからショップ袋を受け取る。