【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑

どんな結末でも受け入れる。

男に再会したことで愛など恋など・・・信じようと思った自分が馬鹿だったと思い知らされた。

翡翠が失った全ての物を犠牲にしてまでも男が選んだ結婚に、愛情はないと男は言っていた。

せめて翡翠を捨ててでも手に入れた幸せには地位も名誉もそして愛する家族がいる。
そう言ってくれていたらまだ愛という物を信じられたのかもしれない。

翡翠は琥珀と出逢う前の翡翠に戻ろうとしていた。

それはどこか琥珀に別れを告げられた時への防御にも思えた。
男と琥珀をダブらせて男なんてみんなそうだと。

だから傷つかない。
泣いたりはしないと。


翡翠は自分に言い聞かせると玄関のドアを開けた。


< 154 / 202 >

この作品をシェア

pagetop