【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑
「昨日、主任が寝た後に部長からずっと着信来てたよ」
「あんた人の携帯・・・」
「だってずっとだよ。 あまりにうるさかったから、電源切らせてもらっただけ 。噂では聞いてたけどまさか本当だったとはね・・・ 」
「仕事の電話かもとは思わない訳?」
「今更それはキツイって。主任の態度見ればバレバレっていうか・・・」
「・・・・・・・」
真っ直ぐに翡翠を見つめる目は力強くて。
さっきまで翡翠を抱きしめてた腕で腕を組み、憎たらしいほどに口角を上げ、翡翠を追い詰めていく。
「何もいえなくなる主任ってやっぱかわいいよ。」
「ふざけないで。」
「主任俺2番目でいいよ」
「何言ってるの!?」
「だって主任だって2番目の存在で納得して部長と付き合ってるんだよね? まぁ良く言ったら大人の関係ってやつぅ~」
「私は別に・・・」
翡翠は考えたこともなかった。
自分が2番目とか・・・
納得とか・・・
都合がよかっただけで愛している訳でも何でもなくて。
周りからどう見られていようと部長に愛など恋など求めるつもりもなかった。
ただ、愛など恋などという感情を殺して生きている翡翠にとって、身体の寂しさを埋めてくれて、職場での地位を与えてくれる。
これ以上に都合のいい相手がいないだけだ。
だからもちろん1番になりたいとも思ったことは1度もない。
「主任にとって部長が1番でも俺は別に気にしないし。その分俺も好き勝手させてもらうし」
「そんなのハイわかりましたって言える訳ないでしょう?」
「言うんだよ主任は・・・ 俺とこうなった事は職場では誰もが知る事実で、部長の耳に入るのも時間の問題な訳だ。 部長も大人なわけで自分は不倫している身で主任より妻や子供家庭が大事」
「そんなこと言われなくてもわかってるわよ」
「部長とはこのまま不倫を続行出来る。
部長も自分の身の程はわきまえているだろうから、俺とのことでどうこう言う権利がないことぐらいわかっているだろうし。」
「あんた自分が何言ってるかわかってる??」
「もちろん。でも見返りはしっかりもらいますよ主任の身体で」