【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑

抱かれた感覚を琥珀の残影を洗い流すようにシャワーを浴びる。



琥珀に撫でられた髪も・・・

琥珀に噛まれた耳も・・・


全て洗い流せたら消せたら・・・


今日の事を忘れられたら・・・


そんな想いをあざ笑うように首元には熱を帯びて紅さを増した痕がくっきりと浮かび上がっている。



鏡に映る首元の紅い痕を手のひらで覆って隠してみても完全に消えるわけはなくて・・・


その痕は琥珀との情事をことごとく思い出させる。


 『主任・・・ 俺が必要だよな。認めろよ』

そう言って翡翠を抱いた琥珀の声、指使い、眼差し・・・


 「バカバカしい・・・」


鏡の中の自分に翡翠は言い聞かせていた。

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