【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑
濡れた髪から零れ落ちる雫。
ベット脇の携帯が鳴りだす。
手を伸ばせばすぐに出れる携帯に、翡翠は手を伸ばすことなく着信音が鳴り止むのを待っていた。
画面に表示された相手は鳴り止んでさえくれたらかけ直す必要もない相手だったから。
昨日から何度もそうしてきた。
一晩眠れば・・・
朝になれば・・・
いつもの私に戻れる。
鳴り止んだ携帯を握りしめながら、明日からはまた都合のいい女であろうと心に決めていた。