【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑
「まぁこれくらいにしておくか。 おいしかったよ主任」
解放された唇。
面白がっている琥珀。
「あんたね・・・」
「昨日勝手に帰った罰。 主任のために買い物行ったのに帰ったらいなくなってるし・・・俺結構ショックだったんだけど」
「都合のいい事言わないで!! 連絡してこなかったじゃない・・・」
信じないそんな言葉・・・
誰にでも言ってるくせに。
「連絡出来るわけないだろ。 今頃部長と一緒だろうなって考えるだろ普通??」
「気つかったって言うのあんたが・・・」
あり得ない!!
チャラ男のあんたが!!
「一応ルールだからな。 俺は2番目っていうのが、だから部長との仲はジャマできない」
「あんたって本当に馬鹿」
「馬鹿ついでに言わせてもらえばさっき部長とふたりの所見せつけられてムカついた。」
翡翠に背を向けながらすぐ近くの階のボタンに手を伸ばす。
「まぁそういうことだから」
「どういう事よ??」って確認しようとした瞬間エレベーターの扉が開き琥珀が背を向けたまま翡翠に手を振る。
1度も振り向かないまま扉が閉じていく。
何も用のないフロアに琥珀だけ残してエレベーターは上昇を続ける。