【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑

何言ってるわけ?

信じられるわけないじゃない。

アイツが嫉妬?

正反対の主任に?

そんなはずないじゃない。



本気だっていうの・・・アイツが・・・私に・・・


あり得ない!!

1人残された空間で考えさせられるのは琥珀の珍行動。
後味の悪い感情だけが押し寄せてきてセットされた髪の毛をグシャグシャにして叫びたい衝動に襲われる。

そんな衝動を抑えつけるように翡翠は自分に言い聞かせるように頭の中を整理する。



追いかけて、問い詰めてまでして本心を聞き出すことでもない。

私はアイツとはどうなるつもりもないんだから。

自分の意思が揺るぎらないようにかすかに芽生えた期待をも自分で消去する。

もう・・・傷つきたくないから。


停止したエレベーター。
空いた扉から数人の男女が流れ込む。




 「私、ここで降ります。」

壁際から声を上げ俯いたまま人の間を割って、琥珀同様用もないフロアでエレベーターを降りる。

そして深く深く深呼吸すると戦闘モードに切り替える。

琥珀との噂が広まっている職場へと階段を駆け下りる。











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