【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑
男はそれを証明するかのように翡翠との濃密な時間を終えると時間を気にするように腕時計を見る。
翡翠の頭を撫でながら名残惜しそうな表情を浮かべては急いで帰り支度を始める。
そんな様子をベットから何回見届けてきたんだろう。
翡翠もこのままでいいとは思ってはいない。
こんな関係をいつまでも続けるわけにはいかないと男を見送った後の部屋でいつも思っていた。
だけど終わりに出来ないのは、地位と名誉を与えてくれる人だから・・・
そう割り切ろうと思っても実際にはそうはいかない。
翡翠にとって男は寄り添えば包んでくれるひと時の安らぎと、人肌の温もりを与えてくれる人物。
そして、女としての弱い部分の自分も包み込んで隠してくれるそんな包容力が男にはあった。