【完】 SECRET♥LOVE 危険なアイツの危険な誘惑


 「部長とは別れるわ。」

 「よかった。不倫なんて誰も幸せにならないから」


翡翠は琥珀が自分の生い立ちと重ねて考えているようで胸が締め付けられた。
翡翠自身も部長との関係を続けていたらどうなっていたかわからない。

いくら奪うつもりはないと割り切っていても・・・


琥珀と同じ傷を・・・ あの無邪気な笑顔を奪っていたかもしれない。


地位と名誉を手に入れるため。

寂しさを埋めるため。

ただそれだけのために。


翡翠は急に怖くなっていた。



 「私が馬鹿だった・・・。」

 「主任は寂しかったんだよな。いい勉強になったんじゃない?」

琥珀の言葉は正論とはほど遠いかもしれないけど翡翠の心に染み渡る。




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