【短編】阿呆と馬鹿の関係
取り合えず、適当な言葉をどんどんプリントにうめていく。
絶対違うだろうって答えでも関係ない。
全てをうめて、席を立ち筆記用具を鞄に押し込んで、先生にプリントを渡しに行った。
「ん? 瀬名はもういいのか?
答え合わせは皆が終わってからだから…」
「明日、朝一に取りに行きますっ!」
そう言うと、教室を飛び出した。
だって、あたし告白してないもん。
まだ何も言ってないもん。
柚木も石沢さんの事が好きなんだったら、それでいい。
てか仕方ない。
だけど、告白されたから付き合うってのなら、あたしにだって1パーセントくらい確立はあるよね?
ない……かもしれないけど0じゃないかもしれないじゃん!
階段を駆け下り、玄関へと出た。
ここから、さっき柚木の居た場所は丸見え。
だけど、柚木の姿はなくて。
もう帰っちゃった?
てか、付き合っちゃったのかなぁ。
よくわかんない気持ちが溢れて、どうしたらいいのかわかんない。
あたし。
阿呆だ。