【短編】阿呆と馬鹿の関係
「だから、ごめん。って言ってるじゃん!
3回も謝ったんだけどっ」
謝ってるのに、しつこいよっ!
「はぁ? 何でお前が逆ギレやねんっ」
逆ギレ?
あたしは、悪いって思ったのは謝ったでしょ。
「だって柚木がしつこいんだもん」
「何やねん、しつこいって。
お前がおらんくなるから悪いんやろが」
大きくなる声に、周りの人が振り返る。
「もう、そんな大きな声で怒んないでよ、バカ!」
そう言った瞬間、柚木の眉が下がった。
え?
哀しそうな顔を見せた柚木は、冷たい声で
「もお、えぇわ」
と呟いた。