ヴァイブ
あまりのアッサリさに

「夜は、タカミ レイジのベッドで寝るから!」

今、思い付いた事を付け加えた。

だけど、

「いいよ?別に。」

あくまでも動じない。

タバコを吸いながら、テレビ台にある引き出しを開けて

「はい、合い鍵。」

微笑みながら渡す。

「言いたくないなら、何も聞かないけど、ココに住む事で心配する人がいるならその人には、ちゃんと伝えてから住めよ。」

ご丁寧に注意付きだ。

「あ~。それから…」

灰皿にタバコの火を押し付けて消してから

「Sexしないからな。」

フーと煙を出す。


「七海が、俺の事をめいっぱい愛したら、抱いてやる。」

イタズラする子供の様な顔する。

「はっ?誰が?
愛さないよ。」

突っぱねて、反抗したら

「じゃあ、一生、七海とはSexはしない。」

イタズラする子供の様な顔つきが

少し可愛く思いながらも

「愛なんてなくたって、タカミ レイジは私とシタくなるよ。」

更に言い返す。


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