ヴァイブ
「それはないな~。俺は、強い意志の持ち主だし。」


そんなの口だけだろ。

心の中で思いながら声には出さない。


「あと…」

まだ、何かあるのか?

「そのタカミ レイジってフルネームで呼ぶの止めろよ。
玲二でいい。」


「…わかった…」

私が返事をしたら

言いたい事を言い終わったのか

部屋へと戻って行った。





とりあえず、

家に戻って、荷物を持ってくるか…。

って言っても、下着類とお気に入りの服を少し持ってくるだけか。


考えながら、琴子にメールをした。

《タカミ レイジの家に住む事にしたから。》

短文だけ送って家路に着いた。


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