大好きな君へ言いたいこと。
【郁side】

「郁ー!パスッ!」
「りょーかい!」

郁がゴールに向かってボールを蹴る。

ボールは見事にゴールに吸い込まれていった。


「やったぁ♪」

郁は、ピョンッと跳ねながら喜んだ。

「郁サイコー!」
「郁がいると負けなしやな!」

とかいってる
みんなとハイタッチをする。


「もう一回やる?」

負けたチームの人達の方を見て言う。

「あ!」

見覚えのある人を見つけた。

蒼空だ♪

「蒼空ー!」

蒼空に向かって手を振る。

「?」

誰?あれ。

蒼空が知らない誰かの自転車後ろに乗っていた。
しかも、
楽しそうに笑ってた。

「郁ー?」

友達が僕を呼んだ。

「僕。やっぱ帰るね。」
「ぇえー!!」

友達のブーイングを無視して、僕は家へと向かった。


蒼空…。


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