愛のない世界なんてない




―――チュッ。





「@#\$*◎!?」
私は混乱する。
「頬ならまだマシでしょ?」
圭はニコッと笑った。
そう。私の頬に圭がキスしたのだ。
「や……っ何すんのよ!アホ!」
「顔赤い」
と言ってキスした所を圭がそっと触ってくる。
「~~っ/////こんの女たらし!」
私は頭が狂いそうになった。
そして圭は部屋に戻っていった。
「………………暇だな……」
ポツリ呟いた。
「う~ん………」
私は何をするか考えた。




圭と遊ぶ?
いやいや、そんな事したら大変な事になる。

じゃあ……家の中整理?
駄目だ。勝手に人ん家を…。

よし料理。
って私何も作れない……。

うー…………ん。



『兄ちゃん。明日なんか知らないけど中学校に親が来るんだってぇ』
『まじ?授業参観みたいな?』
『分からん』



昨日の二人の会話をたまたま耳にしたのを思い出した。
すると、ある人物から電話だ。
昨日アド交換した人から。
「はいもしもし」
携帯を手にとった。
「あ、華芽ちゃん?」
「美知子さんですか?」
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