愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
手を振れば、蓮も手を振り替えした。
……さて、どうしようか。
蓮のいない部屋に戻っても、何もすることがないしつまらない。
蓮がいると思って帰ってきたのに。
そう思って蓮とあたしの部屋をスルーして、隣の部屋の戸を叩く。
菜穂と大河はいるだろうか。
見られたらやばいことをしてないといいけど。
「誰ー?」
菜穂の声で、返事が返ってきた。
「あたしー!」
「真梨? 入って良いよ~」
良かった。変なことはしてなかったみたいだ。
「お邪魔しまーす」
そっと戸を開けて、中に入る。
中に入って見えたのは菜穂だけで、大河はいないみたいだ。
「あれ? 大河は?」
「先にお風呂行ったよ。あたしも今から行こうと思って」
真梨が先に入っちゃったみたいだから~、そう言って頬を膨らませている。
予想通り先に入ってしまったことに文句を言う菜穂に、笑みが零れる。