愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】



手を振れば、蓮も手を振り替えした。



……さて、どうしようか。

蓮のいない部屋に戻っても、何もすることがないしつまらない。

蓮がいると思って帰ってきたのに。

そう思って蓮とあたしの部屋をスルーして、隣の部屋の戸を叩く。

菜穂と大河はいるだろうか。

見られたらやばいことをしてないといいけど。



「誰ー?」



菜穂の声で、返事が返ってきた。



「あたしー!」

「真梨? 入って良いよ~」



良かった。変なことはしてなかったみたいだ。



「お邪魔しまーす」



そっと戸を開けて、中に入る。

中に入って見えたのは菜穂だけで、大河はいないみたいだ。



「あれ? 大河は?」

「先にお風呂行ったよ。あたしも今から行こうと思って」



真梨が先に入っちゃったみたいだから~、そう言って頬を膨らませている。

予想通り先に入ってしまったことに文句を言う菜穂に、笑みが零れる。


< 133 / 378 >

この作品をシェア

pagetop