愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
「……っ」
つい、表情が強張ってしまう。
由美さんはそんな俺を受け入れるかのように優しく笑った。
「もうできるから。三人とも座って座って」
6人掛けのダイニングテーブルに座る。
母さんがいる頃から座っていた、いつもの席。
リビング扉から遠い方に、三人並んで座る。
俺の席は対面キッチンと接している端っこだ。
テーブルにはもう多くの料理が置いてある。
エビチリに餃子、麻婆豆腐に酢豚、青椒肉絲。
「うわあ、兄ちゃんの好物ばっかり! すごっ」
「ユウ、うるさい。兄ちゃんの誕生日なんだから当たり前だろ」
ナオが言う。
俺の好きな中華料理ばかりが並んだ食卓。
良く行くシゲさんのお店では中華料理はラーメンくらいしかなく、蓮たちは洋食やガッツリした肉料理の方が好きだからあまり食べられない。
久しぶりの中華だ。素直に嬉しい。
自然と頬が緩む。
作るの大変だっただろうな……。きっと朝から準備してくれていたんだろう。
「そう言えば美樹は?」
ナオがキョロキョロと周りを見渡す。