GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
……あぁ、そういうことか……。
そういうことだったのか。
だから、爽良は泣きながら私に謝っていたのか。
だから、怯えていたのか。
だから、私に嫌いにならないでと言ったのか……。
大丈夫。
私は爽良を嫌いにはならない。
そのことを今すぐにでも爽良に伝えたい。
慎のことも……。
「そして、少し話を戻すが、茉麗を拉致する際に問題が生じてしまった」
「……問題?」
何のことかさっぱり分からない私は首を傾げる。
そんな私の様子を見て、慎は「やはり知らなかったか」と苦笑いを浮かべて呟いた。
いや、勝手に一人で納得されても困るんですけど……。