GOLDEN WOLF〜ヤン暴君と最強honey〜
……だからかな?
華ちゃんの頭を撫でたくなる。
それをグッと堪(こら)えて、
「初めまして。私、茉麗と言うの。あー……好きなように私の名前、呼んじゃって良いから。それより、スウェット貸してくれてありがとう。助かったよ」
私は目を細めて微笑む。
……それにしても華ちゃんは、ソラさんや煌月に似ている所が一つもない。
華ちゃんって、誰に似たのかなぁー。
母親かな?
父親かな?
はて、一体誰に――…
「あ、あの、茉麗さん!」
「うおっ!ど、どうしたの!?」
「お腹、空いていませんか?」
「へ?」
思わず変な声を出してしまった。