ONESTAR
だから、

だからね、ねーちゃん。

俺は、

あんたを救いたい。

あんたを救いたいんだ。

「止められなかったの、あたしの気持ち。こんなこと、初めてだった。」

そう、俺も止められない。

親父もきっと止められなかった。

ねーちゃんの母親がいても、

俺のおふくろへの気持ちを。

ああ、やっぱり、

血は争えないのかなあ、ねーちゃん。
< 289 / 474 >

この作品をシェア

pagetop