ONESTAR
「ごめんね……。あたし、やっと目が覚めたの……ダメだね、本当に……でね、あたし、店長さんのこときっぱり諦めることにしたの。だからもう平気……。」
全然平気じゃないくせに、強がるねーちゃんは相変わらずだ。
なんて、
なんて愛おしい。
俺は、右手で一駅向こうのアパートにいるはずのねーちゃんを抱きしめる。
泣きながら、俺に強がりを言うねーちゃんを。
「……諦めることなんてないよ。」
「え?」
「もうじき店長は、あんたの良さに気づくから。」
「ヨシアキ?」
「バイバイ、ねーちゃん。」
永遠に、
バイバイ。
全然平気じゃないくせに、強がるねーちゃんは相変わらずだ。
なんて、
なんて愛おしい。
俺は、右手で一駅向こうのアパートにいるはずのねーちゃんを抱きしめる。
泣きながら、俺に強がりを言うねーちゃんを。
「……諦めることなんてないよ。」
「え?」
「もうじき店長は、あんたの良さに気づくから。」
「ヨシアキ?」
「バイバイ、ねーちゃん。」
永遠に、
バイバイ。