ONESTAR
「あ、あの!!」



そのまま歩いてスタジオに向かう。

背中で始まる仲間割れ。

なんてペラい友情。

下校時の校門にはけっこう人がいて、


「ヤマザキにコクるなんてばっかだね~。」

とか

「9時にヤマザキが来ない方に千円。」

とか言う会話も聞こえた。



どうしても伝えたい気持ちだと?

だったら、自分の気持ちを伝えられただけでも幸せだと思えよ。




こんなとこで泣くくらいなら、





告白なんてすんじゃねーよ。



< 6 / 474 >

この作品をシェア

pagetop