Blood Smell
「いや、気に入られたっていうか…。」



窓枠に優雅にもたれ掛かかる先生


冷たい見るものを恐怖に陥れるような視線




「答えになってない。」


静かに放たれる怒りの声



なんで…
こんなに怒るの?


先生の瞳がゆっくり赤褐色に燃え上がり

赤毛が金髪へ変わる


形のいい唇から
鋭く輝く牙が見える



「先…生…―!?」


今まで何度も
本来の姿の先生は見てきたのに…



今日はいつもとは違う




生命危険信号が頭になり響く



背筋に走る恐怖感


思わず一歩後ずさった
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