Blood Smell
「今日は白石先生がお休みのため、私が変わりに授業をします。」



ざわめく教室に響く美しい冷たい声



女子が黄色い声を上げた



心にトゲが生える



私とは視線を合わせようとしない先生…



スラスラ授業を進める



「では、この英文の訳を…中野さん。」



「え!?」



先生を見て授業なんて聞いていなかった私


どうしよう!


ワタワタして教科書を持つ


「どうしました?
中野さん?日本語訳をお願いします。」



得意気に微笑む先生


私が英語ダメなの知ってるくせに…


勝ち誇った視線…



ムカつく!!



とりあえず
教科書の英文を見た
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