ただ今、政略結婚中!
全身が熱く目の前がチカチカし、何かがはじける感覚に怖くなり、隼人さんの腕をつかむ。


喘ぐ私の口を隼人さんはキスで塞いだ。


「いい子だ。愛している。亜希」


「私も……」


その先は隼人さんに唇を重ねられて途切れる。


額、瞼、鼻に落とされていくキスに安心感と幸せを覚えて、そのまま意識を手放した。



******



明け方、首筋にキスを受けて目を覚ました。


「隼人さんっ」


すぐ近くに隼人さんの顔があって驚いた。


「誘惑に勝てない性質なんだ」


そう言うと、唇を重ねて息もつけないくらいのキスを受ける。


「誘惑って、何も……」


身に覚えがないのに……。


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