ただ今、政略結婚中!
「ぜ、全身じゃないから自分で出来ます」


隼人さんの手からローションを奪おうとしたけれど、ひょいとかわされてしまう。


「恋人の特権を取らないでくれないか?」


「こ、恋人」


「いや、夫だったな」


ソファに座った隼人さんは、私の手首を軽く引っ張って自分の膝の上に座らせる。


「きゃっ!」


「恋人より夫の方がいい。妻の身体を自由に出来るからな」


「そんなっ……せめて、膝の上は降りたいんですけど……」


「そうだな。その方が俺にも都合がいい」


つ、都合がいいって……。


その理由は5分後にわかった。


「っ……あ……や、やめて……」


隼人さんの手が太ももの内側をマッサージしていく。


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