ただ今、政略結婚中!
「だ、大丈夫だから」


「一緒に入ればいいだろう?」


ジッパーが引き下げられると胸が露わになり、急いで両腕で隠す。


「いや……」


隼人さんが意地悪気に口元に笑みを浮かべる。


「もう見ているだろう?」


「だって……」


見られていても恥ずかしいものは恥ずかしい。



******



普通のバスタブより広い空間で、隼人さんに後ろから抱きこまれ、うなじに唇をあてられた。


ちゅっと、淫らに聞こえるキスが落とされる。


後ろから回る手は、胸の膨らみを揉み始めた。


「っ……あぁ……や……」


乳首が痛いほど張り詰めて、身体の芯も痺れてくる。



『隼人さんにも理解に苦しむよ。ビーナスのようなエステルの身体と君の身体とでは雲泥の差だろうに』



突然、頭の中にジョンの言葉がリフレインする。

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