ただ今、政略結婚中!
「いや、避けているように見えたから」


「だって、隼人さんが言ったんだよ?ジョンを信用するなって。そんなことを言われたらちょっと警戒するでしょう?」


「ああ。確かにそう言ったな。まあいい。奴のことは気にしないでいい」


隼人さんの言葉に、静かに頷くと窓の外に視線を移す。


動揺しているのを見られないためだ。



******



マンションのエントランスでヘンリーに出迎えられた。


1週間も離れていないのに、1ヶ月位経った気がしてしまう。


隼人さんは溜まった郵便物をヘンリーから受け取っている。


「待たせた。行こう」


戻って来ると、私の背に手を置いてエレベーターに向かった。



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