ただ今、政略結婚中!
「それに?」


「そ、外の人に見られちゃうよ?それでもいいの?」


隼人はフッと口元を緩ませた。


「俺は構わない お前も本当はそうしたいのだろう?」


「したくないっ!怒っているなら、言葉にしてよ!そんな隼人、嫌だ!」


悲鳴に似た声を上げると、部屋を出て行こうとドアに向かった。


だけど、隼人の横を通り過ぎる時に腕を掴まれてしまう。


「亜希 行かせないぞ」


「隼人!」


強く引き寄せられてもう一度唇が重なる。


「んんっ!……」


熱いキスにふらつくと、そのまま壁に背を押し付けられる。


「離して……」


こんな隼人は嫌だ!


蕩けてしまいそうなキスを受けていると、嫌だと思う反面、応えてしまいそうになる。



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