ただ今、政略結婚中!
「みんなが助かる?」


「隼人の周りばかりに女の子がいるから 私が行けば奥さんだって紹介して、女の子たちを隼人から引き離せるって」


話していると、だんだんと腹が立ってきた。


そうよ!どうして隼人は私を妻ですって、紹介してくれなかったの?


「隼人は酷いよ!あの時、私を紹介してくれれば良かったのに、誠也さんはすぐに紹介してくれたって!意地悪っ!」


腹立ちまぎれに、グラスの水を一気に飲み干した。


私は隼人のネクタイを引っ張って自分から唇を重ねた。


すぐに顔を離す。


自分の行動に驚きながらも、涙が溢れ出そうになる。


「心細かったんだからぁ……」


「亜希、すまなかった」


私をぎゅっと抱きしめてくれた隼人は額にキスを落とした。



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