ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
「そうか。じゃあ、帰ってくるまで待つかな」
お兄ちゃんは黒いカバンを持っていました。
「椅子に、座る?」
ワタシが座っていたらお兄ちゃんは座れません。だから言ったけど、いらないと言われました。
ベッドに座るのかなと思ったけど、お兄ちゃんはクローゼットの前でしゃがみました。
「だ、ダメだよっ」
引き出しは開けちゃダメなのです。
慌てて止めようとして、ついお兄ちゃんの腕を掴んだら――振り払われました。
尻餅をついてしまいます。お尻がじーんとしました。
「ああ、ごめん。ミナナ以外に触られると、つい条件反射でね」
謝っているのに平然としているお兄ちゃんでした。
「開けちゃ、ダメなんだよ。危ないってお姉ちゃんが言ってた」