ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて


ワタシも椅子に座って、また本を読もうとしたけど、お兄ちゃんをちらちら見てしまいます。


うつ伏せで息は苦しくないのかな。


「苦しくないの?」


「何が」


「うつ伏せのままだと、息ができなくなるんだよ」


「幼少時の話だろう、それは。第一、苦しいものか。ミナナの匂いをかいでいるのに。落ち着くんだ」


お兄ちゃんはぎゅっと枕を掴みました。


お姉ちゃんが寝ていた枕だから、匂いはいっぱいすると思います。


ワタシもママがぎゅうとしてくれた時に、石鹸の香りがするので好きです。


「お兄ちゃんとお姉ちゃんは結婚しているの?」


「いや、国籍……言っても分からないか。ちょっと事情があってね、結婚はできないんだ」


< 147 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop