ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
ママに叱られたくはないから、やっちゃダメよとお約束したことはきちんと守っています。
「しないよ」
「それが罰の効果。リスク――怖いと思えることを人はしたくないから、愛がなくなっても一緒に居続けるんだ。
まあ、それでも別れる奴はよほど相手方が嫌なんだろうな」
本当のパパのことを思い出しました。
いつの間にかいなくなっていて、それっきりずっと帰ってきません。
どうしたの?と聞いたら、ママはぎゅっとワタシを抱き締めて泣くので、パパのことについては聞けません。
「お兄ちゃんとお姉ちゃんは、離れないの?」
「離れるはずがない。死ぬまで――いいや、死んでもずっと一緒だろうね。俺の全ては彼女だから」
「かみさま?」
「見えない神様なんかよりも、彼女の方がよっぽど恋しいよ」