ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
関心がない。いや、もともと興味がないものだ。
気まぐれで生まれたものは手中に置いても、閉じ込める気はない。
行くなら行け。
追いはしない。
「で、あなたはいつまで人の枕の匂いをかぎ続ける気ですか」
「やだなぁ、ミナナは枕にでも嫉妬するのか。妬かなくてもいいよ、じかにミナナを抱き締め、匂いをかいであげるから」
「どうしてあなたの脳内は、そうなんですか……」
「俺はミナナのことしか考えてないよ」
「はいはい」
――だからだろうか。
離れない、追いかけなくてもいい彼に、ミナナが興味を持つのは。
それは彼女が初めて手にしたモノでもあった。