ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
実際、彼がやっているのは物を使った効率的なしつけだ。釣りに近い。
餌を与える代わりに言うことを聞け。
端的にまとめたら、余計にミナナは言いたくなくなった。
彼にしては頭が悪い。ミナナの性格上、逆撫ですればするほど反すると言うが。
「まっ……!」
「ほら、こんなにぴくぴくさせているのに」
彼が撫でているのは、ミナナの性格ではなく、欲求だった。
待っての声が出なかった。器用すぎることをやりのける彼。彼の体が引いて、指先だけが入る。中指から人差し指を交互に抜き差しし、“馴染んだ”ところで二本の指を含ませた。
指全部ではなく、第二関節までだろうか。きつい中で上側を擦った。
無理やりにいじくられているのに、ピンポイトを狙ったような電流が下腹部から頭へ背中を伝って流れた。