ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
一瞬、視界が暗転したように感じられた。
口に何かを入れたわけじゃないのに、唾液が出る。
目さえも涙ぐむ。子宮かどうかは知らないが、腹部の奥側がせつなく寂しいとざわつく。もしくは『きゅんきゅん』と、低俗ながら他に言葉が見つからない意も知れぬ情感があった。
入った時だけでなく、抜くときもまたつうぅとその伝い心地に全神経が意識を向けた。
「ミナナ、言って。ほら」
優しい色合いを含むくせに、どこか優越を分からせるかのような声だった。
また寸止め状態になり、こんなに近ければ、彼が動かずともいいのでは?と思ったが――更なる焦れったさを味わうことになった。
足を彼の背に絡ませて前に押そうとも、肝心の足は彼の肩の上で却下。
なら肘をついて腰を浮かせようとしたが、体勢が体勢のため入ることには入ったが。
――っっ、ダメだ。
1cmほどだけ。