ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて


「寒いですよ、こっちも」


『クッ、そっか。こんな電話するなら、早く直にミナナに会わなくちゃね。寂しくて死んじゃうだろうし』


「ウサギですか、私は」


『いや、俺のはなし』


今度は、彼の方から通話が切れた。


沈黙するケータイを枕元に置いて、ミナナは目をつむる。


――きっと、寝ずに帰ってくるんだろうなぁ。


彼のことだから、朝一で会いに来ることだろう。


だったら、迎え入れよう。


それまで我慢だ。


< 172 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop