ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
――確かにそれも、“壁一面”か。
ミナナの想像では、いくつもの写真がベタベタとあるだったが、ポスターに加工するとはまた無意味な技術を持っているらしい。
「今はやらないんですか」
「無意味と気付いた。ミナナの写真なんかなくても、ミナナの表情、行動、姿、全て俺の頭に入っているからね。写真なんて慰みものにもなりやしない。
逆に見ていたらミナナに会いたくなって、愛しくなって、たまらなくなって、胸が張り裂けそうになる。なのに、なにもしないただの紙には憎しみさえ覚えたよ。ミナナなら俺をすぐに抱きしめてくれるはずだからね」
ね、の部分で、甘えた笑顔で賛同を求められた。目を離して、まあ、と生返事だけをしておく。