ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて


【所有物であり、所有者】


正当な取り引きだった。


その男は、ミナナが依頼されたターゲットの秘書官であり、ターゲットのスケジュールを知るためにもまずミナナは男に近寄った。


さりげなく聞くつもりが、男はその筋には慣れているらしく、先んじてミナナの正体を知っていた。

そこで取り引きを持ちかけられた。


『一晩でいい』


言葉が少なくとも、それが何を意味し、何を得られるかなど分かる。


迷わなかったと言えば嘘になるが、ミナナは頷いてみせた。

貞操観念はない。初めてはもうないし、仕事だと割りきればそれほど抵抗はなかった。


その日の内にホテルに入り、シャワーを浴びてというところで。


彼が来た。


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