ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
「鼻の下伸ばして、デレデレするような真似したくない。好きな彼女の前では、やっぱりかっこいい自分を見せたいだろ?」
「ずいぶんと顔の筋肉が張りそうな心構えですね」
「ミナナのためなら苦じゃない」
「……、その理論で行けば、私も普段通りにしていた方がいいですね。何があっても冷静でいます」
「……、クッ」
まさか笑われるとは思わなかったので、ミナナは怪訝そうな顔をした。
何か文句を言う前に――声が、吐息になった。
彼がまた攻め始めた。一番、ミナナにとって感じるそこを。
「どんなミナナでも俺は愛し続けるよ」
「……」
唇を縛るが、ミナナにとって敏感たる部位を縦だったり横だったり動かされて、あの文字が出た。
「クールでもいいし、怒ってもいいし。――クッ、そんな風に、顔を真っ赤にしてよがって、でも感じまいと我慢して、ああ、本当に」