ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
「出すときは言ってください、口に出したら殴ります」
「もう出そうなんだけど……」
上目遣いで見れば、苦笑いな彼を見た。
口を外せば、最初の体制に戻る。彼が上だ。
「早すぎませんか……」
「呆れ目で見ないでよ。ミナナを愛でるだけでまずいのに、あんなことされちゃ……ねぇ?」
賛同を求められた。
賛同しそうになるのは、日頃の彼のミナナ好き好き大好きがあるからだろうか。
それが真実ならば、失神寸前の行為だったのかもしれない。
「ミナナの愛情表現はいつも俺を狂わせるよねぇ」
「――の割りには、顔はさして変わってませんが」
気のせいだったのかと思うほど、今の彼は綺麗な笑顔。カフェテラスでティータイム並みの優雅にも感じられた。