時の流れに逆らって…
どれぐらい眠っていたか分からない―…

不思議なことにここ1週間ぐらい毎日見ていた夢は見なかった…

目を覚ますと自分の部屋の天井と違う……
たしか……森で眠ってしまったはず…

だんだん意識がはっきりしてきた私は布団から跳び起きた



………



………



全然知らない部屋…病室ではない…なんて言うか…今風ではない

どっちかって言うとテレビで見たことがある―…時代劇に出てくる部屋みたい…

辺りを見回していると着物を来た女性が襖を開けて

『失礼いたします。お目覚めになりましたか?』

と言って来るので私は慌てて『ハイ』と言ったところ女性は

『親方様を呼んで参ります。』

と言い頭を下げ襖を閉めどこかへ行ってしまった





私はただぼーっとさっきのことを考えていた…

なぜ着物だったのだろうか?歳は私と同じぐらいの女性なのに…?ってか言葉遣いが変だったような……親方様って誰?そもそもここは何処なの?








そんなことを考えている時、再び足音が聞こえ今度は

『…入るゾ―…』

と男性の声がして襖が開いた…












…………アレ?―…

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