記憶の桜 -栄枯幻世-
【白百合】


何故…、彼は…。



すべて、あの子の為なの…?




「白百合、聞いているのか?」



私の目の前には、あの子の正体を話した新選組の隊士2人がいる。




彼らとは情報交換の為に会っていた。




「聞いてたわ。それで?」




「葛葉が女だという事は、隊士の大半が信じ始めている」




なかなか展開が早いじゃない。



そろそろ仕上げかしら…?




むかつくあの子を彼の前にいられなくする為には…。







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