記憶の桜 -栄枯幻世-


「何か用ですか?」




私は身体を起こし、2人を見た。




「何って、あんたを手籠めにしに来たんだよ」




突然、肩を掴まれたかと思うと、布団に押し倒された。




1人は私の身体に馬乗りになり、もう1人は手を頭の上で一まとめにし、押さえ付けられる。



「い、嫌っ!誰か…っ!」




助けを呼ぼうと大声を出すが、口を手で押さえられた。








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