カナリア鳴く空
「別に、いいだろ?

どうせ朝香は帰ってこない。

いつもベッドばかりじゃ、お前も飽きるだろ」

「――だ、だからって…はあっ」

スカートから出ている太ももをなでてやれば、優衣はため息のような甘い声をこぼした。

「ちょっと、待っ…」

「待てない」

「――やっ…!」

指先が優衣の敏感なところに触れたとたん、優衣の躰が震えた。

「躰の方は、悲鳴あげてるぞ?

我慢できない、って」

優衣の耳にささやいたら、
「――もっ…イジワ、ル……」

優衣が震える声で言い返した。

ガクガクの腰で言われても、仕方あるまい。
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