カナリア鳴く空
そう思っていたら、
「誠司さん?」

その声に振り返ると、
「優衣…」

優衣が私の目の前にいた。

「何だ、どうした?」

優衣が私のところの歩み寄ってくる。

何をするんだ?

そう思った私に、
「眠れないから」

そう言って、優衣は私の胸にもたれかかってきた。

「ちょっ…」

「続き」

優衣が言った。

「はっ?」

意味がわからなくて、思わず聞き返した。

続きって、一体何の続きをしようって言うんだ?
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