レッスン ~甘い恋の手ほどき~
彼に無理矢理抱き上げられて、どさっとベッドに落とされる。
「止めて。私は、もう……」
そう言いながら、逃げようとしても、あっという間に捕まってしまう。
彼が、ネクタイをシュルりと外して、私の手首に巻きつけてくる。
「いやぁ」
「華帆が抵抗するからだよ」
不敵に笑った彼が、私に覆いかぶさる。
「ほら、素直になれよ」
彼との行為は、苦痛でしかないのに、これ以上演技なんてできない。
もう、無理なの。
全然好きでもない人に、抱かれたりできない。
「仕方ないじゃないか。華帆はちょっと奥手なんだから。もっと強い刺激が欲しかったんだよ」
そんな勝手なことを口走る彼を、ハッと見上げると、緩やかに笑うその顔は、私の絶望を誘う。