レッスン ~甘い恋の手ほどき~

抱いてほしい。
ホントはちょっと怖い。


だけど、彼に抱かれたいって、心から思ったんだ。
こんな感情、生まれて初めて。

今まで、どの人にも、そんな風に感じたことなんてなかったから――。抱かれるということは、私が「女」でいるための手段でしかなかったから。



その言葉にひどく驚いた顔をした彼が、私に触れるだけのキスをする。



「抱いて、ください」


それでもためらう彼にそう告げると、何も言わずに私を抱き上げた。



そのまま寝室に運ばれて、ゆっくりベッドに押し倒される。

スーツの上着を脱いで、ネクタイをほどいた彼が、私の頭の両脇に手をついて真直ぐに私を見つめる。



「華帆……ずっと、ずっと大切にする。愛してる」

「悠人さん……あなたをずっと信じてる」





< 188 / 253 >

この作品をシェア

pagetop