Tricksters2ッ


 チーンとチャイムが鳴って、エレベーターは二十五階最上階に到着。


 ゼンは迷うことなく通路を進むと一枚の扉を開いた。



「ゼン! 久しぶりだな!」


「画多社長、ご無沙汰してます」



 近代的でスタイリッシュなオフィスには、小柄で人の良さそうな男がいた。ゼンは右手を差し出すと、二人は握手した。


 この人が画多社長か……


 秘書らしきスーツの男が俺たちに頭を下げた。

 ここの出入りも、ゼンは顔パスなんだな。


 大きなオフィスルーム。ゼンの所長室の倍はありそうな立派な部屋だ。

 ゼンの部屋はいかにも高級そうな木の机とか椅子とかコートかけが揃っているけど、ここは無駄なものが一切ない、白とシルバーで洗礼されている。


< 255 / 359 >

この作品をシェア

pagetop