Tricksters2ッ
チーンとチャイムが鳴って、エレベーターは二十五階最上階に到着。
ゼンは迷うことなく通路を進むと一枚の扉を開いた。
「ゼン! 久しぶりだな!」
「画多社長、ご無沙汰してます」
近代的でスタイリッシュなオフィスには、小柄で人の良さそうな男がいた。ゼンは右手を差し出すと、二人は握手した。
この人が画多社長か……
秘書らしきスーツの男が俺たちに頭を下げた。
ここの出入りも、ゼンは顔パスなんだな。
大きなオフィスルーム。ゼンの所長室の倍はありそうな立派な部屋だ。
ゼンの部屋はいかにも高級そうな木の机とか椅子とかコートかけが揃っているけど、ここは無駄なものが一切ない、白とシルバーで洗礼されている。