Tricksters2ッ


「そういえば……さっき、画多社長と契約した内容て何だったんだ? 契約書書いてただろ」


 今夜のゼンは、いつになく機嫌悪い。

 俺の首に刃物突きつけてきた時から、目が座ったままだ。


「みゆちゃんと、合コンしたいんだって」



「…………な? 合コンかよ! やっぱゼンの知り合い! 大物なのに、そのレベル?」



「みゆちゃんと、合コンセッティングすれば結婚披露宴の装飾を一晩で済ませて、和洋折衷コース料理を出席者全員分負担してくれる。て契約だ…………くそ、捕まる前に済ませておけばよかった。

 うまく動けなかったから、みゆちゃん売る羽目になった……くそっ!」



 そこ本気で悔しがるとこか?

 普通披露宴て何百万て金がかかるんだろ!

 それを合コン一回て破格値じゃん。

 さすが通販業界最安値を誇るシャパネットガタガタ。



「しかも、みゆちゃん。最近、画多社長に気があるみたいで、俺と会っていても画多社長の話ばっかすんだよ!」



「結果オーライじゃん……みゆちゃんだって、ゼンと付き合ってるより画多社長と付き合ったほうがいーじゃん」


「バカか、淳一!」



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